ウルトラマンのカラーをコーディネートして、きみだけの超クールなカラーリングのウルトラマンを作っちゃおうぜ!
そのために、まずはいろんな時代のいろんなウルトラマンの定番コーデを振り返ってみようぜ!
この記事の終盤は『シン・ウルトラマン』のネタバレを含むんだぜ!
- 0. モデルの紹介
- 1. 赤の色味の違い:初代ウルトラマンの場合
- 2. シルバー族、レッド族、ブルー族:光の国のウルトラマンたち
- 3. デザイン案:ありえたかもしれないウルトラマン
- 4. 外伝漫画等:光の国にいるかもしれないウルトラマンたち
- 5. シン・ウルトラマン:着回し七変化
- 終. 今後の展望
※記事中のコーディネート分類はすべて主観によるものであり、また便宜上のものです。よく知られた分類というわけではありません。
0. モデルの紹介
「6 : 4」コンビネーション
基本は「銀6 : 赤4」。定番中の定番、時代を問わず人気のあるスタイルですね。
モデルは↑初代ウルトラマンさん
ご存知『怪獣退治の専門家』。『ウルトラマン』(1966)初出。
デザイナーの成田亨氏がスーツアクターに古谷敏氏を推しており、古谷敏氏のスマートな体格を想定してウルトラマンのデザインを描いたというのは有名な話。
今回はデザイン意図を重視してちょっと細め・カラータイマー無しで描いてみました。
「8 : 2」コンビネーション
基本は「赤8 : 銀2」。ちょっとクラシカルなスタイル? 無難に決めたいときはおすすめ。
モデルは↑ウルトラセブンさん
昭和期からずっと、ウルトラ兄弟中でも一二を争う人気の名デザイン。『ウルトラセブン』(1967)初出。
デザイナーは初代ウルトラマンと同じく成田亨氏。ウルトラマンのデザインに勝手にカラータイマーをつけられた反省を活かして、額のビームランプなどの無機物感を違和感なく取り込んでいると言えましょう。
初代ウルトラマンやティガとテイストをそろえるために、実際のスーツよりもちょっと細めに描いてみました。
「4 : 3 : 3」コンビネーション
「紫4 : 赤3 : 銀3」や「銀4 : 青3 : 赤3」など。『タイプチェンジ』が登場した平成以降に登場したモダンでアーバンなスタイル。コーデテクに自信がある人向け。
モデルは↑ウルトラマンティガさん(マルチタイプ)
超古代文明にゆかりのある謎多きウルトラマン。『ウルトラマンティガ』(1996)初出。
今では定番となった『タイプチェンジ』を初めて取り入れたウルトラマン。銀紫赤のマルチタイプから、銀紫のスカイタイプ、銀赤のパワータイプへと変身します。
デザイナーは1995年から2006年にかけてのほとんどの主役ウルトラマンをデザインした丸山浩氏で、平成のウルトラマン像を決定づけたといってもいいお方。
本当はマルチタイプはもうちょっとマッシブで胸板が厚い印象なのだが、今回は、初代ウルトラマンにシルエットを寄せるためにちょっと細めに描いてみました。
1. 赤の色味の違い:初代ウルトラマンの場合
よりによって一番最初に一番細かい違いから書いていきますが、ウルトラマンの“赤”には、ひとくちに“赤”といってもいろんな“赤”があります。
“赤”の色味はウルトラマンごとによってももちろん違いますが、実は、初代ウルトラマンという一人のウルトラマンに絞っても、状況次第で結構違った色味の“赤”を見せてくれます。
まずはそのいろんな“赤”の違いからチェックしていきましょう。
真ん中のウルトラマンを基本とするなら、左側のような「黄色味の強い赤」と右側のような「青色味の強い赤」が変種として存在します。
「黄色味の強い赤」は1960年代によく見られます。とくに、『ウルトラマン』本編映像や撮影中に撮られたスチールなんかに映ったウルトラマンはかなり黄色味が強いことが多いですね。
「青色味の強い赤」は、筆者の記憶によれば、2010年前後にわりと多かったです。『ウルトラマン列伝』の新撮カットなんかはときたますごく青色味の強いウルトラマンが見られた気がするんだけど、正直記憶があやふやで自信がない。有識者がいたら、いつのウルトラマンがとくに青色味強かったかとか教えて欲しいです。
ウルトラセブンは、初代ウルトラマンと比較して、ベースラインの時点で比較的黄色みが強い。真ん中か、ひょっとすると左側のセブンの色を基本として、右側のような「青色味の強い赤」を変種と考えてもらえばよいでしょう。
「青色味の強い赤」のセブンは、初代ウルトラマンと同様、2010年前後によくみられます。とくに『ULTRASEVEN X』(2007)に登場するセブンの亜種ウルトラセブンエックスなんかはけっこう青色味の強いイメージを持たれることが多くありませんか?*1
時代ごとにウルトラマンの色味がけっこう違うのは、第一には、撮影の方法がフィルム→ビデオ→デジタルハイビジョンと移り変わってきたことや、怪獣の情報源が紙書籍からデジタルメディアに移り変わってきたことなど、『メディアの変化』に依存するところが大きいでしょう。でも、メディアの変化がある程度の傾向を決めてきたとしても、世に出てくる映像や画像を最後に色調整したのは人間ですよね。いつも最後には人間がウルトラマンの色を決めているってことは、それぞれの時代にはそれぞれの世代ごとの「ウルトラマンといえばこの色!」というイメージがあるってわけで、ウルトラマンの色からその時代の雰囲気を想像してみるというのもなかなか楽しい!
時代ごとの色味の変化とは別に、シーンごと・カットごとの色味の変化も実はけっこう大きいのです。ときに、歴代のウルトラシリーズ作品では、ミニチュア特撮は屋内セットで、最後ウルトラマンが空に向かって飛び立つ瞬間のカット(イントレを使うカット)は屋外で撮影することが多いのですが、1966年の『ウルトラマン』を観てみると最後ウルトラマンが飛び立つ瞬間だけ“赤”の色味がちょっと違う場合があったりなかったりします(これはけっこうマスターによる)。同じシーンなのにカットごとに色味が違うっていうのは、映像的にはあんまり気づかれたくないことなのかもしれませんが、制作風景をイメージさせるので観ている側としてはなかなか面白い……。
2. シルバー族、レッド族、ブルー族:光の国のウルトラマンたち
スパイダーマンシリーズにおいて、スパイダーマンの正体は「遺伝子操作クモにかまれた普通の高校生」だったり「機械と心を通じ合わせられる女子高生」だったり「宇宙人からクモの能力を与えられたオートレーサー」だったりと作品によってさまざまなパターンがあるように、ウルトラシリーズにおいても、ウルトラマンの正体にはさまざまなパターンがあります。
まあ、さまざまなパターンがあるといっても、一番の基本となるパターンはやはり「M78星雲光の国から来た宇宙人」というものでしょう。
この「M78星雲光の国の宇宙人」としてのウルトラマンには、シルバー族、レッド族、ブルー族という3つの種族があるという設定があります。具体的なウルトラマンの名前を挙げながら、3種族それぞれをイメージしたコーデを見てみましょう。
シルバー族
どちらかといえば頭脳労働が得意だが、資質によっては戦闘でも事務でも何でもこなせてしまうシルバー族*2。
一番左は「銀6 : 赤4」のベーシックなコーデ。初代ウルトラマンのほかにも、昭和の雄ウルトラマンジャックやウルトラマンエースから令和のシンデレラボーイウルトラマンリブットに至るまで、幅広く愛されていますね。
真ん中は、とりあえず図と地をひっくり返して「赤6 : 銀4」で決めてみたコーデ。とはいえこのパターンにあてはまるコーデのウルトラ戦士は光の国には意外と多くない気はします。しいて言うならウルトラマンメビウスあたりが「赤5 : 銀5」くらいの印象になっているでしょうか?
一番右は「銀8 : 赤2」のコーデ。セブンのようなずんぐりむっくりタイプにはあんまり似合わないかもしれない。これもやはり数は少なく、ウルトラマンタイガあたりがギリギリ該当者でしょうか。
レッド族
どちらかといえば肉体労働、とくに戦闘が得意なレッド族。
レッド族はなんといっても「赤8 : 銀2」ですね。セブンをはじめ、ウルトラマンタロウからウルトラマンマックスに至るまでがこのコーディネートを採用しています。
ブルー族
学者肌や芸術家肌の人物が多いとされるブルー族*3。設定としては遅くとも70年代の頃から存在しましたが、映像作品に登場したのは『ウルトラマンメビウス』(2006)のウルトラマンヒカリが初出。
一番左の「銀6 : 青4」は、もろウルトラマンキヨタカのスタイルですね(まあ、彼は光の国ではなくオアフ島出身ですが)。映画『ウルトラ銀河伝説』(2009)を見ると、このタイプを含めたブルー族のウルトラマンたちがモブとしてそこらへんをごろごろ歩いているのが見られます。
真ん中の「青6 : 銀4」はキヨタカの反転。「青6 : 銀4」とまで言えるかは微妙ですが、代表的な学者ウルトラウーマンであるソラのコーディネートは少なくとも「青5 : 銀5」くらいには青の面積が多い印象ですね。
右の「青8 : 銀2」はセブンのコンパチ。『ウルトラ銀河伝説』を見てみるとこのタイプのコーディネートもたくさん確認できます。
ブルー族のウルトラマンには、以下のような三色コーディネートをみせてくれるテクニシャンもいます。
一番左の「青4 : 紺3 : 銀3」の大人っぽくもおしゃれなコーデはウルトラマンヒカリのスタイル。
真ん中の「青4 : 水3 : 銀3」のユニークで若々しいコーデはウルトラマントレギア(アーリースタイル)のスタイル。
右の「銀4 : 青3 : 黒3」の大胆なコーデは期待の大型新人ウルトラマンゼット(オリジナル)のスタイル*4。ニセウルトラマンダイナ(ミラクルタイプ)などを見てもわかるように、伝統的には「黒は悪の色」とされており、「正義のウルトラマンが差し色に黒をチョイスする」はここ10年ほどで定着してきたトレンドです。宇宙警備隊所属のウルトラマンであるゼット(2020年初出)がついに差し色に黒を採用したことには歴史の流れを感じさせませんか?
混血
レッド族とブルー族の混血(場合によってはセンシティブな言い方かもしれませんが、ほかに伝わりやすい言い方がないのでこう呼びます)のウルトラマンも登場してきました。
光の国出身のウルトラマンで「青4 : 赤3 : 銀3」のド派手なスタイルができる男はウルトラマンゼロをおいてほかにいないでしょう。彼は父がレッド族(かのウルトラセブン)で母がブルー族(科学者であるらしい)です。なんてサラブレッド……。
ゼロが三色コーディネートをするのは、ティガやダイナのようにタイプチェンジ能力を象徴しているとかではなく、単に出自による生まれつきのものでした。しかし、なんやかんやあってゼロは、光の国出身のウルトラマンとしては珍しく、後天的にタイプチェンジ能力を得るに至りました。運命が体に引きずられたんですかね。サラブレッドの強みは才能だけでは終わらないのか……。
3. デザイン案:ありえたかもしれないウルトラマン
初代ウルトラマンならびにウルトラセブンには、私たちがよく知るデザインにたどり着くまでにいくつかの検討用デザイン(もっとわかりやすく言えば没デザイン)があったわけですが、それら没デザインは当然、シルエットが違うわけではなく、カラーコーディネートも違ったわけです。
これら検討用デザインのカラーコーディネートを、私たちが知っている現在の初代ウルトラマン・ウルトラセブンに当てはめてみると、「歴史がほんのちょっと違っていたらこんなウルトラマンだったかもなあ」と妄想が膨らんで楽しいわけですね、はい。
こちらは、左と真ん中の2枚が、初代ウルトラマンのデザイン案にみられる配色を完成形の初代ウルトラマンにあてはめたものです。
デザイン段階では、「銀6 : 青4」のもろキヨタカなコーデや、上品なプラチナゴールドを地にしたコーデも検討されていたわけですね*5。
最終的には、一番右のような「銀6 : 赤4」の配色に落ち着きます。定説では、銀色は宇宙ロケットをイメージしたもの、赤色の流線で引かれた模様は火星の運河に着想を得たものだそうです。
こちら、上段はセブンのデザイン案にみられる配色を完成形のセブンにあてはめたものです。
成田亨氏は当初、セブンのスーツアクターに内定していた上西弘次氏のちょっとずんぐりむっくりなスタイルをみて、よりスマートに見せられる青色でセブンをデザインすることを模索していたそうです。
結局セブンが赤くなったのは、体が青いとクロマキー処理するのが大変だからだったそうです*6。
成田亨氏は『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の制作から離れてからも、折々にウルトラマンやその後継のデザインを検討していたわけですが、いくらかの期間、金色と黒色のコーデは彼のテーマになっていたらしいですね。
左の画像は、成田亨氏が『ウルトラマンG』(1992)の企画段階で独自に描いたデザイン案「ウルトラマン神変」をイメージした「金6 : 黒4」コーデ。右の画像は、成田亨氏が1990年代中盤に企画していたらしい『ネクスト』というヒーローのデザイン案をイメージした「黒6 : 金4」コーデ。仏像じみた力強さとなんとなく近寄りがたさを感じるコーデですね。
4. 外伝漫画等:光の国にいるかもしれないウルトラマンたち
1970年代後半、内山まもる氏やかたおか徹治氏などがウルトラシリーズのオリジナルスピンオフ漫画を数多く描き、それらの作品はいまでは半ば伝説になっている*7わけですが、こうした作品にだけ登場したウルトラマンのカラーコーディネートというものもあり、見逃せません。
ここに挙げたのは、左側が、先ほど挙げた「赤6 : 銀4」コーデから一歩進んで顔まで赤くしたコーデ。右側が、そのコーデの赤色を黒色に変更して「黒6 : 銀4」にまとめたコーデです。これらはどちらも、内山まもる作品に登場するウルトラ忍者部隊とかたおか徹治作品に登場するW87星人をイメージしたものです。
ウルトラ忍者部隊とは、内山まもる氏の(実質)読み切り漫画作品『月面要さい大作戦』*8にちょろっとだけ登場する特殊モブです。彼らは隠密活動に適した姿をしており、通常のウルトラマンとは図と地が反転したカラーリングで表されます。このカラーリングなのですが、内山まもる作品ではウルトラマンの赤は基本的に黒ベタで表されるため、ウルトラ忍者部隊が実際のところ「赤6 : 銀4」コーデなのか「黒6 : 銀4」コーデなのか、はたまた別な配色なのかはよくわかりません。宇宙空間で隠密行動をとるので「黒6 : 銀4」なのではないかと個人的には思っています。
W87星人とは、かたおか徹治氏の(実質)読み切り漫画作品『ウルトラ大戦争』*9のメインヴィランとなる謎の種族です。彼らの故郷W87星はもともとウルトラマンたちの故郷M78星(この作品ではM78星“雲”でなくM78星と呼ばれる)と兄弟星の関係にあり、彼らもなにかしらウルトラマンたちと近しい種族だったらしいのですが、科学技術が発展するうちに対立するようになり、並行宇宙へ追放されたのだとされています。彼らもウルトラ忍者部隊と同様、黒ベタの地に白抜きの模様という形で表されます。ときに、かたおか徹治作品ではウルトラマンの赤はトーンで表されるため、W87星人がウルトラマンのカラーリングをただ反転した「赤6 : 銀4」コーデなのかウルトラマンとは別の色を使った「黒6 : 銀4」コーデなのか、はたまた別な配色なのかはよくわかりません。彼らは徹底してウルトラマンのアンチテーゼとして設定されているので「赤6 : 銀4」なのではないかと個人的には思っています。
はたして、顔まで赤や黒で染めるというのは、銀を基調とするウルトラマンにとってはなかなか斬新なコーディネートに思えますが、映像作品に登場したウルトラマンのなかに該当者がまったくいないわけではありません。ウルトラマンゼアスは顔まで赤い「赤6 : 銀4」コーデでした(ただし彼はM78星雲光の国出身ではなくZ95星雲ピカリの国出身です)。ウルトラマンベリアルは、もともとは「銀6 : 赤4」コーデでしたが、いろいろあって闇落ちしたことで顔まで黒い「黒6 : 赤4」コーデになりました。個性を見せつけたいのなら、顔の色を攻めたコーデというのも考えてみる必要がありますね。
内山まもる作品『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』に登場するウルトラウーマンのアウラは、光の国出身としては珍しい「紫6 : 銀4」のコーディネートをみせてくれます*10。
光の国のウルトラマンとしてよく知られているのはシルバー族・レッド族・ブルー族の三種族だけですが、アウラのような紫肌の種族も少数ながら存在しているのでしょうか? それとも、レッド族とブルー族の混血の中に、ゼロなどとは違った形で両種族の遺伝子を発現させる者がいて、そのひとりがアウラなのでしょうか? 妄想がふくらみます。
実は、現在公式設定とされることはまずないですが、光の国にはシルバー族・レッド族・ブルー族以外にもいくつかの種族が存在する、という設定があったこともあります。昔の設定としてはあったかもしれない種族としては、ホワイト族・緑色の種族などがいます。なんにせよ、光の国にはまだまだ私たちの知らないコーデが眠っているのでしょう。
ん、「光の国にゆかりの深いウルトラマンで、紫の肌を持った人がいるだろ」って?
そういえばいましたね、謎だらけの紫ウルトラマンといえばウルトラマンキングが……*11*12。
5. シン・ウルトラマン:着回し七変化
『シン・ウルトラマン』に登場したウルトラマンは色がスペクトラルに変化しましたよね! 新感覚!
『シン・ウルトラマン』でみられたウルトラマンをイメージしたコーデがこちら。左から、地球人と合体する前(本調子)、エネルギー消耗時(疲れ気味)、地球人との合体後(常時不調)のイメージです。Cタイプスマイルで統一したうえで見比べると、色合い本来のシックさがまた際立つでしょうか?
まさかの登場、ゾーフィはウルトラマン(神変)のカラーリングでした(トサカが黒いことも重要ですね)。
うーん、おしゃれ。初代ウルトラマンの登場から50年経っても、このデザイン、まだまだカラーリングを遊べますね……。
終. 今後の展望
この記事は、光の国出身のウルトラマンたちのカラーバリエーションを中心にいろいろ集めてみましたが、ウルトラマンというデザインに対するカラーバリエーションにはまだまだたくさんの数があります。光の国以外の場所出身のウルトラマンたちのコーデとか、悪のウルトラマンたちのコーデであるとか、はたまたウルトラシリーズ劇中に登場したさまざまな素材のスタチューをイメージしたコーデであるとか……切り口はたくさん考えられるでしょう。
もっといろいろまとめようかと思っていましたが、やめました! 筆者は色相フィルタの目盛りをちまちまいじる作業に疲れたのです。あとは誰かがやってください。
*1:ただ、ウルトラセブンエックスのスーツは実は印象ほどは青色味が強くなく、青色味が強いイメージだけが先行しているという感じもします。これはおそらく『ULTRASEVEN X』は夜のシーンばっかりだったためでしょう。
*2:実際のところ、光の国に暮らす3つの種族の間では、傾向としては得意分野の違いがかなりくっきりとあるが、もちろん最終的な能力バランスは個人の資質と努力によって違い、職業選択の自由もあるらしいです。光の国ほど進んだ文明で人種差別とかあってほしくないですもんね。
*3:芸術家肌に関しては気のせいかもしれないです。私はどっかで読んだ気がするんですが、出典を見つけられませんでした……。
*4:ただ、正確にはゼットは出身地不明で、光の国のブルー族に入るかどうかははっきりしません。
*5:デザイナー成田亨氏の画稿の資料はしばしば色が薄いので(写真撮影上の都合かもしれない)、本当のところ成田亨氏が意図していた色が薄めのゴールドだったのか実は濃い目のゴールドだったのかはまた議論の余地があります。
*6:現在では、クロマキー処理のときブルーバックもグリーンバックもぼちぼち使われますが、どうも1960年代当時はブルーバックが圧倒的に主流だったようなきらいがあります。
*7:ここで“伝説”といっているのは、ファン必読という意味でもありますし、現在の公式設定とはあまりみなさないという意味でもあります。
*10:ただ、アウラの肌は、イラストによってはかなり赤寄りの紫で着色されている場合もあり、紫が絶対に正しいとは少し言いづらいところもあります。
*11:キングは「銀6 : 紫4」くらいの独特なコーデですが、このキングの“紫”は作品による色味の変動がとくに激しいです。画像よりちょっと明度が高い紫になっていることもあれば、画像よりもちょっと明度が低く青みが強い紺色寄りの紫になっていることもあります。
*12:キングは基本的に出身地は不明だとされています(怪獣図鑑等でたまに『出身地:キング星』と表記されているのは、ふだんはキング星に住んでいるという設定を便宜的に表したものです)。キングが光の国のウルトラマンたちから崇敬を集めている様子はシリーズ作品でしばしば描かれているため、なにやら光の国にゆかりが深そうな雰囲気ではありますが、キングが光の国出身と断言されたことはありません。なお、居村眞二氏の漫画作品『ウルトラ超伝説』ではキングが光の国出身という独自設定をとっており、キングの幼少期も描かれます。